立春から数えて百三十五日目、二十四節気の芒種から数えて五日目、いまの暦で六月十一日ごろが入梅です。入梅とは「梅雨入り」のことで、現在は気象庁が発表する「梅雨入り宣言」の日が事実上の梅雨の始まりになっていますが、昔は暦の上で雑節のひとつとして定められたものでした。この時期の長雨のことを「梅雨」と呼ぶようになったのは江戸時代からで、それ以前は、旧暦五月初めから降る雨なので、「五月雨」と呼んでいました。梅雨は中国からきたことばで「梅の実が熟す時期の雨」が語源だといわれています。一説には中国語でやはりこの時期の長雨をさす「徽雨」がもとの語で、「徽」の雨では印象がよくないので「梅」の字をあてだともいわれます。梅雨は、中国の長江流域や朝鮮半島南部にもあるそうです。また梅雨を日本で「つゆ」と読むのは、雨の「露」からきたとされるほか、梅の実が熟してつぶれる「潰ゆ」や、カビでものがだめになる意味で「費える」からきたとする説もあります。日本の梅雨は、北海道以外のすべての地域に毎年見られます。
[参考情報]
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